【スーツ初心者に最適】「Suit ya」でオーダースーツを作ってみたらコスパ最高だった

スーツ

仕事などでスーツを着用する方は誰でも

 「オーダースーツを作って、かっこよく着こなしたい」

と思ったことは一度はあると思います。

当然、私もその一人です。

体型が悪いので既製品のスーツでは満足できませんでした。

そこでオーダースーツを作ってみようと思っていましたが、店舗に行ってスーツを作るのは、なかなか敷居が高くてできませんでした。(自分に自信がなさすぎる問題)

それで、ネットでも作れたらいいなと思って、いろいろなサービスを調べたところ、

「Suit ya」というネットだけでオーダースーツを作ることができるサイトを見つけました。

 「便利な方法があるな」

と思いましたが、正直ネットでスーツをオーダーするというのも抵抗がとてもありました。

「本当にスーツができるのかな、大丈夫な会社か?」

「ネットで注文て、やって採寸すればいいんだろう」

「ダサいスーツが来たらどうしよう」

と、そんなことが頭をよぎってなかなか注文に至りませんでした。

そうやって悩むこと約1か月…

その間ネットなどで調べてみても、この会社のスーツのレビューなどがほとんど見つけることができなかったので購入の決心がなかなかつかなかったのですが、思い切ってオーダーしてみました。

この記事は実際に私がSuit ya」でオーダースーツを作ってみた体験を掲載していますので、ネットでスーツを注文する際の流れなどわからず、悩んでいる方は参考にしていただけたらと思います。

そもそもネットでオーダースーツができるのか?

オーダースーツを注文する場合は、

1 店舗に赴く

2 店員から採寸してもらう

3 生地や仕様を選択

4 1,2か月で出来上がり!

といった工程が必要で、正直手間と時間がかかりますが、ネットで注文する場合は上記1と2の工程は不要になるため全部自宅で完結することができます。

ただし、2の採寸だけは店員ではなく自分でする必要があるので注意してください。

自分で採寸さえできてしまえばあとはサイトで生地やオプションなどを選択するだけなのでとても簡単です。

特に2着目以降は採寸する必要すらないのでものすごく楽になります。(体型変化には注意しなければなりませんが…)

既製品のスーツではなくオーダースーツをおすすめする理由については、下記のリンクで説明しているので参考にしてください。

「Suit ya」について

まず私がオーダースーツを作った「Suit ya」というサイトについて簡単に説明したいと思います。

設立

 名称:オーダーカンパニー株式会社

 ・2008年オンラインショップでオープン

 ・2010年自社工場を設立

となっており、設立して13年以上が経過していることがわかります。

また、代表取締役は日本人の名前ですが、ベトナムを本拠としていることもあり、日本での店舗は存在していない様子です。

ベトナムで人件費を抑制し、安い価格が実現できているのは利用者にとってはありがたいことですが、仕立てはベトナムなのでベトナム製のスーツになります。(生地は国産や高級生地など選択可能)

国産のスーツにこだわりがなく、コスパを重視するならかなりお得な選択になります。

会社概要

 ・ 資本金20万ドル

 ・ 従業員47名

 ・ 拠点ベトナム

 ベトナムのハノイが拠点であり、従業員の多くがベトナム人であるようです。「suit ya」のサイト上にも従業員約20名が写真付きで紹介されており、安心感があります。

オーダー方法

セミフルオーダーとなっています。

オーダーの方法は会社ごとに定義が異なる場合があるので、「Suit ya」のサイトから引用します。

当社の製品はセミフルオーダーです。

セミフルオーダーとはあらかじめ確定した型紙を使用し、変更可能な仕様を選択していただき、その範囲で着心地がジャストサイズになるように製作するものとなります。

そのため、型紙であらかじめ定められた箇箇所に関わる変更のご要望はご対応が出来ない部分がありますのご了承ください。

受注数値(サイズや、仕様等)を注文後変更はできません。

また当社が完成した良品として問題ないと考えお送りした商品については、仕上がりや仕様、サイズ、着心地、素材感などに関するお客様の判断による不具合はお受けできません。

会社概要 | オーダースーツ Suit-Ya.com (suit-ya.com)

これを読む限りでは、サイズ入力をもとに、型紙からプロがジャストサイズになるように製作するため、あまりにも突飛なサイズでは注文できないと思われます。

取り扱いブランド

「ロロ・ピアーナ」「レダ」などのインポート生地や国産生地を多数取り揃えており、選択肢は十分にあります。むしろ選択できる生地が多すぎて選ぶのに困るくらいです。

注文の流れ

では、実際のスーツをオーダーする手順について詳しく見ていきましょう。

サイトトップでもわかるように、注文してから、到着まで約1か月間はかかります。

これは、オーダースーツを作るうえで他社と比較しても平均的な期間になります。

生地の選択

オーダーの第一歩は生地の選択です。

オーダーの良いところはサイズ感と抱負な生地から自分好みの生地を選べることといっても過言ではないので、よーく見定めて選択しましょう。

生地の写真と価格が確認できます。常に全ラインナップがそろっているわけではなく、仕入れ状況によっては完売している生地もあります。

ほしい生地が決まっているのなら在庫があるうちに注文した方がよさそうです。

また、この画面に「サンプルを請求する」と表示されていればその生地をサンプルで取り寄せることができます。

なお取り寄せは10種類までとなっていますので、請求するときはなるべく多くの生地を選択した方が良いと思います。サンプルは1週間前後で到着します。

生地の確認

生地の写真をクリックすると生地の詳細ページに移行し、素材などを把握することができます。

ここでチェックすべきなのは「素材」の項目と「Supper」という項目です。

「素材」はもちろん用途によって選ぶべきですが、通常の仕事で使用するものはウール100%の生地をおすすめします。

「Supper」という項目は糸の細さを表しています。

Supper100よりもSupper120の方がより細い糸を使用しており、価格も高くなる傾向になります。

後者の方が質感や光沢などは勝りますが、耐久性の面では不利になります。

正直、こだわりが無ければSupper100の生地で質感は十分だと感じています。

ボタンの選択

スーツのボタンの形状は5種類から選択ができます。

通常のスーツであれば2つボタンを選んでおけば間違いないと思います。

ラペルの選択

ラペルというのは、折り返してある下襟部分のことです。

普段使いならノッチを選択しておきましょう。

ベントの選択

ノーベントはあまり見たことはありません。

無難なのが良ければセンターベントですが、サイドベントも一般的です。

やせ型であればセンターベント、体型がっちりしている方はサイドベントが似合います。

ポケットの選択

ノーマルが基本ですが、スラントにすると、スタイリッシュな着こなしになります。

わざわざオーダーするならスラントにしたくなります。

袖口の選択

袖口もオーダーするなら飾りボタンではない本切羽を選択したいところです。

本切羽でも追加料金が必要ないのはとても魅力的ですね。

パンツの裾の選択

着こなしに合わせてダブルも当然選択可能です。

私は無難にシングルしか購入したことはないので、一択でした。

タックの選択

体格が良い方や、ゆったりと着たい方以外はノープリーツが良いと思います。

裏地の選択

秋冬用のスーツなら総裏を選択すれば間違いないです。夏なら熱いので、背抜きをおすすめします。

裏地柄の選択

柄も豊富にあるので、生地の色味との相性を考えて選択しましょう。

裏地の素材は「キュプラ」という素材が、吸湿性があり着心地も良いので好きなのですが、現在は選択できないようですね。

私が注文した時は「キュプラ素材」があったのですが、一時的に在庫がないのかもしれません。

今後判明次第追記します。

ボタン柄の選択

ボタンもかなりたくさんの種類から選択できます。

私は水牛ブラウンのボタンを選択しましたが、質感良くて満足度が高いです。

実際に購入したスーツです。水牛ボタンが意外とかっこよかった

パンツの選択

パンツは追加できますが、一着当たり約1万円ちかく値段が上がるので、コスパ的には微妙なところです。

ベストの選択

ベストもちょっと値段が高いかなといった印象を受けます。特別必要がなければ、選択しなくてもよいと思います。

ネーム刺繍の選択

ネーム刺繍の色を選択できますが、刺繍自体は左胸の内ポケットの直上に施されます。

下の画像ではちょうど見切れている個所になります。

目立たない箇所ですが、オーダーした感が出るので、刺繍はおすすめです。

実際に購入したスーツ。生地の質感はしなやかでポリエステル混紡スーツの比ではない。

体のサイズの入力

生地や仕様を選択した後、決済手段等を登録します。

その後、体のサイズを入力することとなりますが、必要な計測箇所は

上着については、次の8か所

  首回り、着丈、肩幅、袖丈、手首、二の腕、チェスト、胴回り

パンツについては、次の5か所になります。

  ウエスト、ヒップ、太もも、股上、パンツ丈、

計測方法は、サイト上に下記の通り動画付きで紹介されているので、やり方については問題ないと思います。

計測シーン

しかし、実際に計測しようとすると…結構大変です。

二人で計測すればスムーズですが、一人だと着丈はかなり難しいです。

  「あれ、これほんとに測れてるかな」

という状態が頻発するので、可能であれば複数人での作業をお勧めします。

注文後のサイズ確認

サイズの計測を奮闘しながら行った後、ようやく注文が完了したと思ったのですが、そう甘くはなかったです。

注文から数日後に、サイズ確認のメールが届きました。

  「入力された数値が不自然ですが、再度、確認してくれませんか?」

的なメールでした。

指摘されたのは着丈の長さが長すぎるといった具合でしたので、再度計測した結果、2センチ長かったことが判明したので、再度入力しなおしました。

確認メールが来なかったら、今頃オーバーサイズのジャケットになっていたと思ったので、冷や汗をかきました。

商品の到着

スーツ入り段ボール箱

商品の到着は、サイトでの予告通り1か月での到着でした。

かっこいい箱に入ってきてテンションが上がります。

ベトナムから発送後、東京で検品し国内に発送しているという流れのようです。

スーツ画像

スーツは折りたたまれてはいっていたので、最初は少し皺がついていましたが、アイロンすればすぐに取れる程度でした。

この時オーダースーツは初めて注文したので、かなりドキドキしていたのですが、生地の質が想像以上に良かったのでかなり驚きました。

  「胡散臭い会社だと思ってごめんなさい…」

早速着用したところ、サイズ感も全く問題なし、ジャケットは!

実は、スラックスの方に大きな問題が一つありました…

スラックスを着用したところ、丈はぴったしでしたが、

  「なんかゆったりだな、あれ、ちょっと太くないか?」

と感じるほど、かなり太目に作られていました。

もしや、と思って、サイト上の入力サイズと手元にメモしていたサイズ表を突き合わせたところ、

  「太もも誤入力しとるやん!」

まさかの太ももがごっつい人レベルの数値になっていました。

あれ、ラグビーとかやってたっけ…

  「太ももについても確認メールくれよ~」

とか思いながらも、「ジャストサイズ保証」があるから、まあいいかという前向きな思考でお直し屋に直行しました。

しかし、「ジャストサイズ保証」についても、後日、勘違いが悲劇を招くこととなりました。

「ジャストサイズ保証」のデメリットは↓に記載しているので購入を検討している方は読んでいただけたらと思います。

まとめ

今回Suit yaを初めて利用して、サイズを誤入力するというミスをしてしまいましたが、

 ・ 値段以上の生地の質感

 ・ オーダースーツならではの仕立ての良さ、フィット感の良さ

 ・ ネットで完結する手軽さ

から、かなりおすすめができるサービスだと感じました。

現状コロナ禍もあり、対面しなくても買えるのはかなり強みになると思います。

生地のサンプルは無料なので気になった生地があればどんどん請求してみると良いと思います。

ネットでオーダースーツが注文できるコスパが良いサイト4選

・ Suit ya

今回私が注文したサイト。ネットで完結する上、生地の選択肢も豊富でリーズナブル。コスパ良し。多くの生地が29800円から選択できる上、無料のオプションが多いので満足度は高いです。

オーダースーツ佐田

全国規模で店舗を展開しているスーツ屋です。初回限定で19800円からオーダースーツが仕立てられるなど非常にリーズナブルです。

・ Global Style

オーダースーツは通常価格38000円~となっていますが、たびたびフェアを開催しており、その際は1着29800円~、2着47000円~など安くなるので、コスパは良いと思います。

・ カスタムオーダーDANKAN

全国規模で店舗を展開している企業。ウール100%の生地を選択しても3万円台で購入できるのでコスパ良し。セール中はブランド生地がお手頃価格に。

タイトルとURLをコピーしました